皆様、明けましておめでとうございます。 昨年は、おかげさまで、観光地経営の専門家を育成する「LDMカレッジ」を開講することができ、また、JIFメ…
- 2020/1/7

昨年は、おかげさまで、観光地経営の専門家を育成する「LDMカレッジ」を開講することができ、また、JIFメンバーズに新たにジョインされる会員の皆様も増え続けております。
今年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピック開催の年であり、政府が目指してきた訪日外国人旅行者数4千万人達成に向けた目標年次です。韓国や香港の情勢が気になるところではありますが、徐々に回復傾向にあり、4千万人達成は必ずしも不可能ではないと考えております。
しかし、そのためには、「クラウディング・アウト」への対策にしっかり取り組んでいく必要があります。「クラウディング・アウト」とは、これまでの五輪開催都市でもみられるように、観戦客の上積みは見込めても、航空運賃や宿泊料金の高騰などを敬遠し、外国人旅行者数が鈍化、減少するという現象を意味しますが、この「クラウディング・アウト」への対策にいかに取り組むかが今年の勝敗を期すると言っても過言ではないでしょう。
では、実際に何をすればよいのか、主な対応策は以下の2つだと考えております。
一つは、時期的・地理的分散化のための「精密な情報発信」です。地方空港発着便など、航空運賃や宿泊料金が高騰しない地域の情報や、開催期間を外した時期のコストの高くない時期の情報を的確に、タイムリーに発信していくことです。
もう一つは、JNTOをはじめとする専門家がすでに指摘をしておられる通り、「2020スペシャル戦略」です。2020年限定で提供するサービスや体験プログラム、商品等を戦略的に提供していくことで、2020年にどうしても日本に来る・来たいと思わせる理由と動機付けをすることです。
東京オリンピック・パラリンピック開催まであと約7ヶ月となり、待ったなしの状況です。ぜひ、皆様と共に盛り上げて、更なる観光立国の実現に向けて、力強く邁進してまいりたいと考えております。
来月2月18日~21日の4日間、「インバウンドマーケットEXPO2020」が幕張メッセで開催されますが、昨年に引き続き、JIFとして16コマのブースを出展し、EXPO公式セミナー20コマ分を私がプロデュースさせていただくことになりました。三重県の鈴木英敬知事やラグビーW杯が開催された静岡県袋井市の原田英之市長をはじめ、総勢約40名の豪華講師陣に登壇いただきます。
以下のサイトから随時受講申込を受け付けておりますので、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
◆セミナー受講申込:https://www.jma.or.jp/ime/seminar/
◆ご招待状請求(※EXPO会場に入場するには、セミナー受講申込とは別にご招待状をご請求下さい):https://event.jma.or.jp/ime2020_visit
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人日本インバウンド連合会 理事長 中村好明