今年の春、桜満開の季節に京都を訪問し、東山の清水寺界隈を視察した。いずこも凄まじい人波だった。まるで明治神宮の初詣での雑踏並みだ。国内客よ…

  • 2019/8/15

今年の春、桜満開の季節に京都を訪問し、東山の清水寺界隈を視察した。いずこも凄まじい人波だった。まるで明治神宮の初詣での雑踏並みだ。国内客よりも、訪日客のほうが断然多い。清水寺門前のはるか手前でタクシーは立ち往生し、やむなく途中下車して歩いた。

訪日客が年間3千万人を超え、この京都をはじめ全国で観光公害に関する報道も頻度高く目や耳に届くようになった。特定の時期に、その地域の許容度を超えた人数の観光客が押し寄せれば、その地域の住民には、様々な不都合が発生する。これは、インバウンド隆盛以前の国内でも、桜や紅葉の季節などに普通に起こっていたことだ。これに訪日需要が加わり、その負荷の度合いが格段に高まっている。

我が畏友のアレックス・カー氏が『観光亡国論』(中公新書ラクレ)を上梓した。興味深い洞察に満ちており、一気に読了した。同書の中で特に印象に残った言葉は、dumbing down(観光客向けに安っぽいものを提供すること)という言葉だった。同氏は、これを「稚拙化」と訳し、観光公害の最たるものと指摘している。私は膝を打って共感した。

アレックス・カー氏には9月5日の国際シンポジウムにも登壇頂くことが決まっております。みなさんにもぜひ聞いて頂きたいです。https://jif.or.jp/2019/07/02/6803/

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