ツイン・ツーリズム(双方向の国際観光)こそが持続可能な成功の鍵 訪日外国数の推移は一見順調に思えるが、その詳細を見ていくと、気がかりな数値…

  • 2019/3/23

ツイン・ツーリズム(双方向の国際観光)こそが持続可能な成功の鍵

訪日外国数の推移は一見順調に思えるが、その詳細を見ていくと、気がかりな数値も見えてくる。中でも2018年の中盤に入ってからは、台湾、韓国、香港といったインバウンドの主役級の国・地域において、訪日外客数の伸び率が軒並みダウンし、1桁台にとどまるようになった。

すでに韓国の生産年齢人口(15~64歳)は2017年から減少に転じた。東アジアは日本が1995年に、次いで中国が2011年に、台湾が2015年に生産年齢人口はピークアウトしており、ついに4か国そろって人口が下り坂に入った。人口減少はすでに2011年から総人口が減り続けている日本だけの問題ではないのだ。

地方自治体は人口減少による域内需要の落ち込みをインバウンドで補おうと、とにかく「来てください!来てください!」の合唱連呼で、アジア中でプロモーションを行ってきた。地元からのアウトバウンド振興は脇に置き、一方通行のインバウンド進行にばかり傾倒してきた。

その結果、インバウンドが3年で3倍近くなっている一方で、アウトバウンドは直近ではやや微増しているがほぼ横ばいが続いている。インバウンドとの乖離は広がる一方で、その格差は近いうちに倍になっていまうと予想されている。確かに世界の国際観光人口は伸びているが、本当にインバウンド推進だけで政府目標は到達可能なのだろうか。

例えば台湾ではインバウンドもアウトバウンドも伸びている。人口2300万人の台湾における出国者数が、人口1億2000万人を抱える日本と変わらない。しかもその中の3人に1人が(456万人)が、日本にやってくる。対して日本から台湾に行っているのは10.6%(190万人)で、その差は2.4倍。

これはいびつなワンウェイ・ツーリズムとしか言いようがない。この状況を是正していかないことには、今後さまざまなところに影響が及ぶことが懸念されている。

#インバウンド

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