[連載]観光立国のフロントランナーたち 小西美術工藝社 デービッド・アトキンソン氏 (2)

  • 2017/9/19


中村 日本にはすでに少なくない数の世界遺産があります。例えば、「富岡製糸場」などでは、世界遺産に登録されたことがニュースになると、ブームになって大挙して押しかけます。ところがブームが過ぎるととたんに行かなくなってしまう。この点は諸外国にある世界遺産とはちょっと違っているような感じがします。その意味では、日本は世界遺産の真の利活用をもっと考えるべきではないかと思うのですが。

201707031410_1-300×0.jpgアトキンソン氏 国宝や重要文化財、国立公園も同じですが、その認定資格自体に本当は観光的な価値がそれほどあるわけでもないのです。特に、世界遺産登録には2つ問題があるとみています。一つは、行政主体で動いているため、収益とは関係ないという点です。このため、人々の関心も一過性のものになってしまい、わあっと盛り上がったと思うと、さあっと引いていくようになります。これは行政が対応しているからにほかなりません。収益とは関係ないところで物事が進められているからです。行政だけでは観光産業は成り立たないということの象徴なのです。

利活用というのは、産業化するための方法論にすぎません。世界遺産に認定されたからといって、どうということはないということを認識しないといけません。国がさまざまな規制緩和を行っていますが、目的がないまま規制緩和をしても実際に世の中が変わるかといえば、変わらないことが多々あります。考え方はそれと同じです。訪日外国人観光客や国内の観光客をたくさん増やし、なおかつ、産業化したところで、ちゃんと収益につながらなければ意味がないのです。

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